ERiのトロント留学

ERiのトロント留学

カナダで保育士を目指すアラサーの軌跡。

ECEの実習について①

ジョージブラウンでのEarly Childhood Educationコースの実習についてお話しします😊

 

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実習は全部で4回(各7週間)、いろいろな年齢のクラスで行いました。

GBC(George Brown College)のECEのスケジュール(9月入学の場合)はこんな感じ。

 <1年目>

  • 9月-10月   学校でのお勉強
  • 11月-12月 実習①(私はPreschoolで実習しました)
  • 1月-2月     学校でのお勉強
  • 3月-4月     実習②(私はKindergartenの9-15時の実習)
  • 5月-8月     夏休み

 <2年目>

  • 9月-10月   実習③(私はToddlerで実習)
  • 11月-12月 学校でのお勉強
  • 1月-2月     実習④(私はKindergartenのBefore&After Schoolでの実習)
  • 3月-4月     学校でのお勉強
  • 6月       卒業式

 

GBCは12カ所のLab Schoolと数十カ所の実習提携先を持っていて、クラスの年齢は極力希望に合うよう調整してくれるし、実習先は居住の場所のなるべく近い場所で、カレッジが提供してくれます。トロントは各エリアで様々な人種のコミュニティがあるのが面白いところで、私の住む地域は比較的ウクライナやヨーロッパ系が多いところなので、実習先は先生も子供も白人系が多かった気がします。実習②だけ、チベット系が多かったな。クラス半分くらいチベタンだった。

ダウンタウン中心部とかだとアジア系や南米等、ミッドタウンだと黒人系等も多いと思います。トロント中心から離れるともっと人種コミュニティが明確です。

余談ですが、移民多い系のデイケアの方が、他の先生や子供の家族との会話がゆっくりめだし、私のような移民前の外国人にも比較的優しく接してくれるような印象を受けましたw 白人ばっかのデイケアは会話のスピード激早で盛り上がる話題も違う気がした。

カナダは就職活動するのにコネクションがすごく重要な国。実習はとても大事で、そこで他のスタッフと仲良くなったり働きを認められたりすると「夏休みの間バイトしに来なよ」とか「卒業したらうちおいで」と声をかけられることもあります。実習中に仕事ゲットできた人うらやましい~~~😂😂

 

ところで私は2回Kindergartenで実習をしましたが、ここが少し特殊。

オンタリオでは幼稚園から義務教育がスタートするので、9時から15時までは「学校」の時間になります。幼稚園のクラスでは、「先生(teacher)」と「ECE(保育士)」の2人体制で指導します。学校にもよりますが、基本的にはteacherが日々の学習カリキュラムを立て、クラスを主導し、ECEはその補助的な役割をします。例えば、Kinderの子供達はパソコンの時間や図書館の時間、体育の時間、音楽の時間などがあります。そういった授業のときにECEも傍にいて、おしゃべりしている子を注意したり、途中でトイレに行きたくなった子の付き添いをしたり。teacherが子供の学習進捗度を考察するための個別指導している間に、ECEが残りの子供達に他のアクティビティをさせたり。また、ランチの時間は教育ではないので、teacherは教室にいません。だからその間はECEがクラスをまとめます。

9-15時の間はすべての子供達が一緒に"お勉強"するのですが、家庭によっては共働きでその前後の時間の保育が必要な場合もありますよね。そこで子供をデイケアに預けるのが「before and after school」です。

 

子供達の1日の流れとしては、

  • 7:30 - 9:00       デイケア
  • 9:00 - 15:00   Kindergarten
  • 15:00 - 18:00   デイケア

となります。Before and After schoolは完全にデイケア(保育所)と同じなので、teacherではなく、ECEのみで子供達のお世話をします。デイケアではおやつを食べたり、お絵描きやブロック、カードゲーム、校庭で遊んだりして過ごします。

ちなみに小学1年生から上の学年の子たちは、日中の学校の時間はECE無しでteacherだけで授業を行いますが、その前後でBefore and After schoolにも通う子がいます。日本にも鍵っ子教室みたいなんありますが、似たような感じだと思います。

カナダは11歳以下の子供を1人で放置することが法律違反になるので、必ず毎日送り迎えをしなくてはなりません。だから共働きの家庭等で9時ぴったりの送りと15時ぴったりのお迎えができない親は、義務教育児(幼稚園生と小学生)であってもデイケアのBefore and Afterに預ける必要があります。

親、たいへーん!

ちなみに同じ建物の中に小学校の教室とデイケアの教室が併設されている場合がほとんどです。だから、9時になるとECEがデイケアの子供をteacherに引き渡し、15時にはデイケアの子供をお迎えに行きます。

もちろん、赤ちゃんからpreschoolの子供達は一日中(7:30-18:00)デイケアの教室で過ごします。

 

さて話が逸れましたが次回はGBCの実習の内容についてもう少し紹介したいと思います😆🍀