ERiのトロント留学

ERiのトロント留学

カナダで保育士を目指すアラサーの軌跡。

トロントのカレッジ卒業後の就活!

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少し前の話になりますが、2019年4月に大学を卒業してビザとかECEの資格申請とか諸々と同時にやらなければならない大変なイベント、就 職 活 動 。

 

日本でも大学3年の秋からみんな黒髪に戻してドームとかホールとかで行われる合同会社説明会に行ったり、就活サイトに登録したりしますよね。

 

カナダ全体のことはよく知らないので、私自身とその周囲の話だけをしたいと思います。

 

若いカナダ人学生は、卒業後に数ヶ月単位の長期の旅行計画を立てるなど、カナダの短い夏をしっかり楽しんでから将来のことを改めて考えようと思っている人が多い印象でした。または20代のうちはカレッジやユニバーシティの興味のあるクラスを取りつつずっと学生生活を続ける、みたいな。んで20代後半でやっと仕事を本格的に始めるとか、、

 

逆に留学生たちは永住権取得を目指す人がほとんどなので、卒業後即フルタイムの仕事を手に入れようと必死な人が多かったです。ネガティブ思考の友達なんかは、毎日見えない不安に駆られてかなりやつれてました笑

 

新卒最強伝説の日本とは真逆で、経験値重視のカナダ。履歴書に少しでも関連する職業経験を書けるようにパートでも夏休み限定でもボランティアでも何でもいいから保育士としての経験を積んでおくことがすごく大事です。

ジョージブラウンカレッジのECEコースは4回の実習で計8ヶ月間の実務経験を積めるのでかなりいいカリキュラムだと思います。

私は実習の他、カレッジ入学前の夏にホーム型デイケアでボランティア、1年生の夏休みにモンテッソーリデイケアでパートタイムで働きました。なので卒業時点で計1年半の実務経験を積んでいました。

 

さて、GBCのECEコースでは、2年生の終わりに各デイケアグループがブースを出して説明会を行うJob Fairというのがあります。その日は早めに学校に行き、人が少ないうちにブースにいる人たちに声をかけてスタートダッシュを切りましょう。資料もがんがん受け取って、レジュメもがんがん配りまくりましょう。私はその日のうちにジョブインタビューを1つやりました。だから、前もって面接でアピールするポイントをまとめてからジョブフェアに挑みましょう。

 

大体聞かれることはこんな感じです。

  • なぜECEになりたいのか
  • あなたの強み3つと弱み3つ
  • あなた自身のECE像は何か
  • あなたを雇用するメリットは何か
  • 5年後、10年後はどうなっていたいか
  • 仕事中にストレスが溜まったときにどんな対処をするか(Take a deep breath とか Time outとか。。)
  • (番外編)ランチタイムにテーブルセッティングする際の手順を述べてください。
  • (番外編)School ageのクラスで女の子がグループに入れないで泣いています。どうしますか。

基本的にはフレンドリーでリラックスした雰囲気での面接なのでしっかり準備をして自信を持って挑みましょう!

私の場合はジョブフェア当日に面接1つ、また後日別の2つのデイケアから電話がかかってきてそのまま電話面接とか、面接日程の調整だったりとかがありました。なので、ジョブフェアでもらった資料に、どんな印象だったとかブースの担当が誰だったか、何を話したか等のメモを取っておくと、のちのち面接にこぎつけた時に「あの時ブースにいた誰々さんから聞いた貴デイケアの印象がとても良くて〜・・・」とか話を展開することができると思います。

 

さて、私が受けたインタビューを要約してみたいと思います。

 

  • Aデイケア (Non for profit)

[きっかけ]

ジョブフェアでブースが開いた瞬間にレジュメを渡した所。担当者に「今から別の部屋借りてインタビューするからおいで」と言われ、実は家から遠いデイケアだったからあまり興味はなかったけど練習のためインタビューを受ける。

[面接の雰囲気]

別室に4人の面接官がいました。1人はマネージャーの年配の方で終始怖い顔してたけど、他の3人はリラックスした人たち。割とわいわいと会話した。

[その後]

Supply ECE (臨時の保育士)として登録した。何度かシフトの電話かかってきたけど断ってたらもう連絡が途絶えた笑

 

  • Bデイケア (For profit)

[きっかけ]

ジョブフェアでブース出してたのでレジュメを渡した。家からかなり近くて大本命だったデイケア。

[面接の雰囲気]

後日電話がかかってきて、そのまま電話面接になった。たまたま面接に使おうと思ってたカンニングペーパーを持っていたので、そのまま読み上げた笑。だから緊張せず話せました。そのあと第2ステージとして対面面接すると言われて後日訪問した。

[その後]

スーパーバイザー含めた2人と面接。なごやかな雰囲気。第3ステージとして1日体験で働くよう言われたが、そのあと2週間イタリア旅行へ行ったため、連絡があったかどうか不明。笑

 

  • 宗教系デイケア (For profit)

[きっかけ]

カナダにはユダヤ系、カトリック系、フレンチ系、中華系など特定のコミュニティに向けたデイケアがあります。そのうちの一つ。就活サイトIndeedで見かけて、家から近かったので受けてみました。

[面接の雰囲気]

面接のつもりで行ったんですが、自己紹介すらせずそのまま採用され、とりあえず働き始めた。

[その後]

自分の教育理念に思いっきり反してたこと、宗教観念が合わなかったこと、諸々が合わなくて2週間で辞職。

 

  • Supply ECE エージェント

[きっかけ]

ジョブフェアでレジュメを渡した。ECE派遣会社で、トロント中の提携しているデイケアで欠員が出た場合にそのシフトを埋めるために派遣される。新米ECEの身としては、いろんなデイケアをあちこち見れるから経験値を上げるにはちょうど良いと思って受けた。

[面接の雰囲気]

電話インタビューで30分間。割と笑いなしの真剣な雰囲気だった。もちろんカンニングペーパーを用意していたので落ち着いて話せた。

[その後]

別日に社長とFaceTime面接を1時間、そしてその後そのままプラス1時間のオリエンテーション。2時間も話すとほんま疲れる。2019年10月現在もこの会社で派遣ECEとして働いています。

 

 

とまあこんな感じ。ECEの場合はレジュメ送っておけばとりあえず面接には呼ばれるといった印象です。ただ、新卒の本格的な職業経験が少ない状態でフルタイムの担任レベルの仕事をゲットするのは結構難しいと思われます。サプライECEのポジションだと、どのデイケアもある程度の人数を確保しておきたいはずなので、そこまで苦労なく仕事は取れると思います。ただ、サプライがどんな頻度で仕事をもらえるかはデイケアによって本当にまちまちです。1週間に数日だけとか、毎日入るけど早朝の2時間だけとか、または毎日8時間フルタイムシフトをもらえるデイケアもあったりします。

 

ECEの採用情報はたっくさんあるので、数撃ちまくって自分のライフスタイルや理念に合うところが見つかるまで根気良く続ければ良いと思います。

ポスグラビザは3年間です。時間を有効に使って永住権申請の日までばっちり備えましょう〜〜〜